Concepts ―雰囲気をまとう―
ギターの音色を最初に聞くのは、演奏する人自身です。
演奏する人の耳に入るその音が、新たな旋律をその人の内から引き出してくれるような、そのような楽器をめざして製作しています。
アコースティックギターは多くの構成要素から成り立つ楽器です。
それは構造だけでなく、音色やデザイン、演奏性なども含みます。
それら数多くの構成要素が、バラバラにではなく、相互に関係しあいながらひとつの全体としての雰囲気を纏う時、それが良いギターなのだと考えます。
外観、音色、扱いやすさ、それらはすべて魅力的な楽器の条件として同じ目的に奉仕するものです。手に取られた方が、その見た目や音色のうちに、一本のギターとしての魅力を感じていただけたら幸いです。
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